こんにちは!

土壌菌ナビ編集部です。

突然ですが、皆さんは私たちが住んでいるこの地球はどのようにして生命が住める環境へと変化していったかはご存じですか?

実は大気や水がバランス良い状態で保たれているのには、土壌菌たち細菌の活躍があるのです。

今回は土壌菌が私たち人間や地球上の生物とどのように関わっているかを深堀りしていきたいと思います。

動植物が棲める環境を作ったのは細菌たち

生命には過酷な環境の地球

動物や植物が地球に出てくるのは六億年前です。二十七億年ほど前に活躍したシアノバクテリア以降、様々な細菌たちが現れ、海の成分も今の海に変え、大気も今の成分に変えてくれました。

およそ六億年前にカンブリア大爆発といって海の浅瀬で動物や植物が繁殖しました。六億年前はオゾン層がなく強烈な紫外線が降り注いでいるので動物や植物は海の中で暮らすしかありませんでした。この状態では海の中で死んだ動物や枯れた植物が波打ち際に打ち上げられても、分解する細菌がいないため干からびて風化するしかない状態です。

しかしシアノバクテリアの作り出す酸素のおかげで、四億六千年前にオゾン層が形成されます。オゾン層は生物にとって危険な紫外線を遮断しました。 オゾン層が出来上がったおかげで波打ち際に打ちあがった動物の死骸や枯れた植物に細菌たちが取り付いて分解が始まります。これが植物の栄養となります。

生命の上陸

細菌たちによって植物の栄養が出来たおかげで、四億年前に植物が上陸、陸地の奥に進出していきました。そしてその植物を求めて三億六千年前に動物たちも上陸していきます。

オゾン層が形成され、植物動物が上陸するようになると地球の大気の成分は一定になります。これは、動植物がいない六億年前までに、海や大気の成分は動植物が棲めない環境だったものを、細菌たちが動植物の棲める環境に作り上げてきたことを意味しています。

つまり、「動植物が棲める環境は細菌たちが作りますよ」動植物は「その一番いいところを維持しているにすぎませんよ」ということです。動植物は環境を維持することは出来ても、自分たちが棲める環境を作ることは出来ないのです。

動植物が棲める環境を作れるのは、細菌たちだけということです。

草木が育たなくなったところ、砂漠化しているところなどに一生懸命木を植えてもまともに育つことはないでしょう。育たなくなったところにいくら植えても枯れるばかりです。

植物が育たなくなったのは、土の中にいる細菌(土壌菌)が植物を育む環境を作らなくなったからです。植物が棲める環境がないのですから、いくら木を植えても無理ですよね。

波打ち際に上がった細菌たちが始めた動植物の分解

月と地球の違い

月と地球は同じころに誕生しました。月と地球を比べてみて違いは何でしょうか? 地球には土がありますが、月には土は無く砂です。「土」というのは生物と関係があるように思いませんか?

地球には細菌がいた

地球の陸地も、動植物が出てくる前までは月と同じ砂地でした。

しかし海の浅瀬で動植物が大繁殖したカンブリア爆発とオゾン層の形成により、波打ち際に打ち上げられた動植物の死骸と同時に細菌たちも波打ち際に上陸してきました。

細菌たちは動植物の分解をはじめ、植物の栄養ができます。栄養によって上陸に成功した植物は少しずつ内陸へと上陸し、その植物を求めて草食動物が上陸します。そしてその草食動物を求めて肉食動物が上陸します。

加速度的に内陸に向かってジャングルが広がっていきます。

砂地だった陸地には細菌がいませんでしたが、ジャングルになったときは細菌だらけです。いったい何をする細菌でいっぱいになったのでしょうか?それは細菌の餌はなにかを考えればいいのです。

地球の表面も、私たちのお腹の中も動植物を分解する細菌で溢れている

細菌の餌は動物と植物だけです。地球の表面上には動物と植物を分解する細菌で溢れているのです。

では私たち人間は何を食べますか?石や溶岩や砂でもない、動物と植物しか食べていないのです。その動物と植物を分解する細菌が地球の環境中にいる。それが私たちの口に入って腸に送り込まれるのではないでしょうか。

お腹の中が動物と植物を分解する細菌で溢れているということは、私たちは細菌たちに餌をあげるために日々食事をしていると言えるのです。

まとめ

最後に、今回のポイントをまとめてみました。是非確認してみてくださいね。

  1. 動植物が棲める環境を作れるのは、細菌たちだけ
  2. 月と地球の違いは細菌たちがいるかどうか
  3. 細菌の餌は動植物のみ。人間は細菌のために食事をしている